こんな不安はありませんか？

• 入れ歯でちゃんと噛めるのか？
• 入れ歯が合わないことはないか？
• 入れ歯が痛いことはないか？
• 入れ歯の手入れが面倒では？

初めて入れ歯治療をされる患者様からは、このような不安をよく耳にします。当然、健康な歯ではなくなってしまったので、お口のお手入れや噛み心地などに違いはあります。また、慣れるまでには多少の時間も必要です。しかし、『入れ歯を道具として正しく使うコツ』・『正しく噛むコツ』を身につけながら、前向きになり、できるだけ良い入れ歯を入れることで、ちゃんと食事の楽しみは取り戻せます。当院では、そのようなお手伝いをしたいと考えております。

入れ歯の選択

初めての入れ歯を作る患者様がまず迷うことになるのが、保険適用の『安く作れる入れ歯』にするか、適用外の『機能のよい入れ歯』にするかということです。保険適用の入れ歯は、使用できる素材が決められているので、どうしても機能的に劣ってしまう部分はありますが、入れ歯がどのようなものかを実際に体験し、今後どのような入れ歯を使いたいのかを知るきっかけになると思います。初めての入れ歯は患者様それぞれ様々ですが、ある患者様は保険適用の入れ歯で一度体験してみるということになり、最初に保険適用の入れ歯をお作りしました。

入れ歯の使用感

その患者様は歯周病により、いきなり総入れ歯になってしまいました。初めて入れ歯を使用された時の感想は、お口の中の異物感に驚き、食事をする時は入れ歯が食べ物と一緒に動いているような感覚だったそうです。そして、１ヶ月ほど様子を見ながら入れ歯の調整を行いました。しかし、少し痛いとのことでしたので様子をお聞きすると、入れ歯に対して不自然な噛み方をされていましたので、正しく噛めるようアドバイスしました。それからさらに、入れ歯の調整を行いながら２ヶ月ほど経過しましたが、だんだんと入れ歯に慣れてきたご様子でした。

新しい入れ歯に変えて

一般的に、保険適用の入れ歯の寿命は３〜５年程度で、①入れ歯が緩くなってきた、②噛む面がすり減り平らになってきた時が交換のタイミングとなります。どんなにいい入れ歯でも少しずつ合わなくなってきますので、調整などを行いながら、様子をみて交換することになります。先ほどの患者様も、入れ歯の寿命を考慮しながら、次の入れ歯の種類などを検討していくことになります。

食事の楽しみを取り戻すために

当院ではこのように、初めて入れ歯を扱う患者様にも、正しく扱うためのアドバイスを交えながら、しっかりとしたサポートを行っていきます。患者様が入れ歯に慣れ、食事をする楽しみを取り戻して頂けたら幸いです。

（＊）全ての患者様に、同様の治療法が適応可能なわけではありません。患者様の症状や状態によって、治療法などに個人差がございます。