70代女性の患者様

重度の歯周病で歯がグラグラになり、入れ歯もガタガタになってきたので、悪い歯を抜き、しっかりした入れ歯を作りたいと来院された患者様です。重度の歯周病で入れ歯の金具のかかる歯が、かなりグラグラになってしまい、入れ歯も簡単に外れてしまうような状態でした。抜歯を行うと今まで使っていた入れ歯が使えなくなってしまうので、歯を抜く前にあらかじめ仮歯となる即時義歯を製作し、歯を抜くのと同時に装着しました。

残った数本の歯を上手に入れ歯の維持装置として活用し、なるべく負担のかからない方法で治療するためマグネットアタッチメントを使った義歯を製作することとしました。マグネッアタッチメントは磁力の力を利用し、入れ歯を固定していきますので、通常の総入れ歯よりも入れ歯が外れにくくなります。また、他の維持装置よりも歯に負担をかけないのも特徴の一つになります。

（入れ歯の外観）

（入れ歯の内面のようす）

入れ歯に磁石が埋め込んであります。

（マグネットアタッチメント）

歯には、磁石がくっつくための装置を装着してあります。ここに、入れ歯に埋め込んである磁石がくっつき、維持力を発揮します。

（入れ歯を装着していない状態）

（入れ歯を装着した状態）

自然な口元に仕上がりました。また、食事をしても外れることもなくなり、ある程度硬い物も食べれるようになったと、大変満足していただけました。

治療期間　約6ヶ月

治療費　約800,000円